あらゆる形態の貧困の根絶は、人類が直面する重要課題です。全世界で8億人以上が今でも、1日1ドル25セント未満で暮らし、十分な食料やきれいな飲み水、衛生施設を利用できない人々が多くいます。女性は雇用や教育、資産へのアクセスの不平等により、貧困状態に陥る確率が男性よりも高くなっています。世界で極度の貧困の中で暮らす人々の80%を占める南アジアやサハラ以南アフリカなどの地域でも、大きな進捗がみられていません。気候変動や紛争、食料不安により新たな脅威が生じる中で、この割合は今後、さらに上昇すると見られています。 持続可能な開発目標(SDGs)は、私たちが開始した取り組みを完了し、2030年までにあらゆる形態の貧困に終止符を打つという大胆なコミットメントです。そのためには、脆弱な状況の中で暮らす人々に対象を絞り、基本的な資源とサービスへのアクセスを改善し、紛争や気候変動関連の災害で被災したコミュニティを支援することが必要です。貧困の解消は、持続可能な開発のための2030アジェンダを構成する17のグローバル目標の一つです。複数の目標を同時に達成するためには、包括的なアプローチが必要不可欠です。
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持続可能な開発目標の一覧
- 持続可能な開発目標の一覧
- 目標 1. 貧困をなくそう
- 目標 2. 飢餓をゼロに
- 目標 3. すべての人に健康と福祉を
- 目標 4. 質の高い教育をみんなに
- 目標 5. ジェンダー平等を実現しよう
- 目標 6. 安全な水とトイレをみんなに
- 目標 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 目標 8. 働きがいも経済成長も
- 目標 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標 10. 人や国の不平等をなくそう
- 目標 11. 住み続けられるまちづくりを
- 目標 12. つくる責任 つかう責任
- 目標 13. 気候変動に具体的な対策を
- 目標 14. 海の豊かさを守ろう
- 目標 15. 陸の豊かさを守ろう
- 目標 16. 平和と公正をすべての人に
- 目標 17. パートナーシップで目標を達成しよう
- 横浜国立大学のSDGsに関する取り組み