風力発電を備えた電力システムの周波数適正化

辻隆男准教授 工学研究院

持続可能なエネルギー社会の実現に向けて、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用した電源の普及が進展しています。出力が不確実に変動する電源を含む電力システムでは、需給バランスの変動に起因した周波数変動の適正化が重要です。当研究室では、風力発電による仮想同期発電機制御や、水素社会実現のために今後普及が期待される水電解装置の負荷制御を活用して、周波数を適正化する技術の開発を進めています。これにより、マイクログリッドなどの環境にやさしいエネルギー社会の構築が期待されます。