常盤台キャンパスの大規模節水対策

常盤台キャンパスの水資源は、学内の井戸水(井水)と横浜市水道局から供給を受ける水道水(上水)で構成されています。以前は井水をトイレ洗浄水にのみ使用していましたが、 2014年8月に井水浄化設備を導入し、現在では上水としても使用しています。水資源の有効活用として実験系の排水(3次洗浄水)及び廃液と井水浄化設備の排水を、排水浄化センターで再生して各建物のトイレの洗浄水(中水)に使用しています。なお、実験系排水は季節ごとに変動があるため、井水をバックアップとしています。2020年度の排水浄化センター改修工事で、実験系排水及び無機系廃液処理を自動化しています。また、節水対策としては、改修工事毎にトイレ手洗い器の自動水栓化、 節水型便器の導入を行っています。

用水の種類(m32018年度2019年度2020年度2021年度2022年度
上水 ①34,11920,0284,79212,36112,687
井水 ②71,08469,49760,39652,65056,459
総使用量(① + ②)105,20389,52565,16165,01169,146
中水 ※23,53725,9866,32922,89724,085
※ 実験系排水・井水浄化設備リサイクル分


排水浄化センター A棟(右写真奥)は学内の実験排水などを浄化し、中水として利用する2階建(延床面積 357 m2)の建物で、1階が濃厚廃液処理室、2階に脱水機室、中央制御室、分析室があります。建物の外側には活性炭槽、重金属キレート槽、中和槽が見えます(右写真手前)。排水浄化センター B棟 は1階建(面積 44 m2)の建物で、実験廃液乾燥炉が入っています。A棟、B棟ともに1977年に完成しました。

 排水浄化センターA棟、活性炭槽、重金属キレート槽、中和槽

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